2006年4月15日
肥後物産通信4月号 マダラ変退色について
【産地状況】
昭和50年より約30年続いた経済連主体とする農協市場運営が、JAやつしろに
移管となり、4月4日「初市」が開催されました。
市場運営においては、今のところ何ら変更はないようですが、「市場運営協議
会」が設立される事となり今後、市場の活性化を目指した取り組みが話し合わ
れるようです。
「市場運営協議会」運営者・指名入札業者・生産農家の代表が一体となり、運
命協同体として市場の活性化を目指す。
農協市場の出品枚数は 1日平均約1万枚となっており、前年と変わらない出品と
なっています。 市場全般に草質の良い物は少なく、しだいに原草の消化を終え
る農家も出てきました。今後、生産農家では田圃作業が多くなり、畳表生産は
しだいに減退傾向となります。
（生育状況）
＜参考まで＞
・熊本県発表の今期、作付け面積・農家戸数
熊本県全体 1326.3ha ・ 973戸
八代市管内 1265.5ha ・ 926戸
【マダラ変退色について】
以前にも、この問題について取り上げてきましたが、毎年数件のご相談を頂き
ます。クレームとなった際、解決に至るまで、多くの時間や労力が必要となる
ようです。
マダラ変退色の詳細
最近では生活様式の変化、和室の減少により、一般消費者の畳表に対する認識
が薄らいできたのかもしれません。その為、マダラ変退色などの問題が起こる
のではないでしょうか。
京都のある畳店様からは、下記のようなご意見を頂きました。
「うちでは畳表を敷き込む際、必ず畳表の特性について説明しています。
そのなかで変色する原因を説明し、納得して頂いてると思います。そう
する事で、変色によるクレ－ムは頂いておりません」
この問題について畳店様によっては、さまざまにお考えがあるかと思いますが、
畳表納入の際、い草の性質・畳表の特性を消費者の方々に、ご理解頂ければ、
変退色などの問題は未然に回避できるのではないかと考えます。
また、皆様からのご意見・ご質問等がございましたらご連絡下さい。
投稿者松永:2006年4月15日 09:30
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2006年4月14日
生育状況2006年4月14日
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生育状況（手植え）４月１４日撮影
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生育状況（機械植え）４月１４日撮影
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投稿者higo:2006年4月14日 18:33
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