新芽と古芽の違い
「この写真は畳表の数年経った状態のものです」

89~97cmのいぐさで織ったもの(左:新芽、右:古芽)
特徴:両方で黒スジやくすみが見られます。古芽ではい切れも見られます。主に花ゴザ等で使用

97~105cmのいぐさで織ったもの(左:新芽、右:古芽)
特徴:両方とも黒スジは入っていますが、古芽はよりくすんだ色になっています。主に下級品で使用

105~120cmのいぐさで織ったもの(左:新芽、右:古芽)
特徴:あまり違いがありませんが、古芽には所々で黒スジが見えています。主に中級品で使用

120~130cmのいぐさで織ったもの(左:新芽、右:古芽)
特徴:ほとんど違いはありません。主に上級品、最上級品で使用
藺草(いぐさ)には、生育状況に応じて新芽と古芽に分けられています。5月に成長していた古芽と、それ以降に成育する新芽とでは、品質に決定的な差が出てきます。色の面では、数年後、新芽は飴(あめ)色に変色し、古芽は黒く変色します。従って、この古芽の先枯れした短い草と若い草とで織られた畳表は、退色のスピードが速くなり、数年後、黒筋の入った模様が浮き出てきます。また、畳表の劣化も速く表面がはがれやすくなります。
これに対して、いぐさの中心部分のみを使用した高品質の畳表では、数年後、天然の木に近い黄色=飴色になるのです。また、畳表の表面は、硬くなり弾力性を保ちつつ、その品質を向上させていきます。ですから、新芽で織られた畳表か、古芽で織られた畳表かはその品質に重大な影響を与えますから、畳選びではとても大切な選択となります。

