肥後物産の社会的な取り組み

1、産地偽造のない流通の仕組みづくり
産地偽造のない流通が当たり前となるように、すべての商品には農家名を明記した出荷体制をとっています。商品が適正に評価され農家が再生可能な平均単価を目指し、地域社会に貢献していきます。

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(偽装問題について)

2、本物が評価され、い草の良さが伝わる流通の仕組みづくり
 平成12年までは畳表の品質を良く見せかけるために製造過程や流通過程において多くが着色されていました。熊本産地ではこれらの姿勢を改め、現在では製造過程において約9割が無着色として流通しています。流通過程における様々な加工は、業者によりそれぞれ違いますが、弊社では本物が評価され、い草の良さを伝えるには無加工であるべきと考え行っていません。
 天然のい草には「抗菌作用」「化学物質吸着作用」他様々な機能が備わっています。一方、様々な加工処理を行うと、加工時における熱処理によって、様々な機能が損なわれ、表皮が剥がれやすくなるなど耐久性が劣る原因につながると考えています。
「特産品の良さをお伝えしたい」という理念のもと、1年間かけてつくられた天然の抗菌作用、粘り、耐久性他様々な機能をそのままに織り込んだ畳表を扱うことを方針としています。

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無加工・無着色主義

和む女性
 日本人のライフスタイルが畳中心の生活から、じゅうたんやフローリングの生活へと変わり、伝統的な畳の良さに触れる機会が減っています。

畳表も、国産より外国産の畳表の割合が増えています。
また製造の途中で化学的な着色や防菌加工が当たり前に行われ、見た目には無加工のものと見分けがつかないような商品が流通しています。

そのため、天然・無着色の藺草(いぐさ)は青味が少ないため、これまで「青畳」というキーワードにそぐわず、生産、流通段階で多くが着色、加工されてきました。

しかし、最近LOHAS(ロハス)といったスタイルに表されるように、「良いものの価値を見直し、多少割高でも、本当に良いものを長く利用したい」という考え方も一般的になってきました。

私たち肥後物産は、もし我々が使用する立場であれば、やはり無着色を使うと考え、「肥後物産の商品は青味がなくて売りにくい」などの評価をもらいながらも、これを貫いてきました。

平成12年、私たちの企業方針とも合致する「熊本産は無着色」という方向性をJAが宣言したことで、一気に熊本産は無着色が主流になりました。

特産品の「良さ」を伝えるために、私たちは、藺草(いぐさ)本来の良さを追求し、無加工・無着色の畳表を供給しています

藺草(いぐさ)の生産量日本一の熊本畳も、昨年で500年の節目を迎え、新たな500年へとスタートを切りました。

いい畳表を作るために真面目に頑張っている藺草(いぐさ)農家の思いもこめて、日本一の生産地の問屋として、現場からの声をネットを通じて情報発信していきたいと考えています。

これからも安心安全なくまもと畳表を使っていただき、時には寝転びながらおくつろぎ下さい。

畳表作りの原点に戻る

私たち肥後物産は入荷してくる畳表は無着色のものを取り扱っています。それは「畳表本来の良さを引き出すには、畳表作りの原点から見直していくこと(つまりい草栽培からもう一度見直していこう)で品質の効果を再認識しました。その上で畳表の段階でも手を加えない製品が畳表における問題を解決することが分かった」からです。

刈り取った藺草(いぐさ)を泥染めにすると、太陽熱をたくさん吸収し、茎の中の温度が早く上がって、乾燥が早まります。

この乾燥によって、酸化酵素の働きが鈍くなり、葉緑素が分解されにくくなります。

すると酵素が働かないので、葉緑素が分解されてなくならず、目には緑色に見えるのです。

いぐさの天然色は、畳を買ってすぐの時は綺麗な緑色で、時間がたてばべっこう飴のような色に変わっていきます。その色は日本人の肌色に似たような色です。

赤ちゃんの肌色と畳

人の肌に近い色とは、人間にとって落ち着く色とも言われています。

フローリングや絨毯(じゅうたん)と違い、一緒に暮らす人とともに変化していく畳に愛着をもつようになるのも、生理学的にも自然なことだと言えるのです。

そんな目にも心にもやさしい、着色をしない畳表作りを、私たち肥後物産はこれからも守り続けたいと考えています。

工法にこだわる

地球を未来の世代へ

私たち肥後物産の目指す商品流通は、いぐさから畳表に製織したものに着色や防カビ、抗菌など様々な加工処理をしない商品を供給することです。

なぜなら、藺草(いぐさ)本来の機能を十分に生かせば、殺菌作用などの効果が期待されるからです。

その為、特別な処理をしなくても、敷物として安心してお使いいただけるアイテムです。

いぐさに余分な化学的処理をしないことは、薬品の使用を減らし、人にも環境にもやさしい素材作りにつながると肥後物産は考えております。

時間をかける

蔵で眠る畳
時間をかける=材木と同じ いいものはすぐに使わない。
十分寝かせることが畳表の品質を向上させます。


「暑さ」、「寒さ」、「適度な湿気」、「日本の四季」を経験し、半年から一年間寝かせた無着色・無加工の畳表の品質が最高だと考えています。

手間がかかっている分だけお値段は高くなりますが、最高級品は畳本来の特性を5年から10年以上にわたって発揮します。

それは人間と同じように、年を重ねるごとに成熟し、趣き深く、家に馴染んだ畳に変化していくのです。

<参考>

着色をしない

飴色の畳

どうして自然の持つ色の良さを活かさずに、い草や畳表に着色をするのでしょう?

現代の日本人には「新しい畳=緑色」という固定概念があります。
色の違いだけでは上質な畳表かは専門的に調べないと容易には分かりません。
品質があまり良くない古芽だけの場合、い草を刈り取った後段階で着色する場合が一部にありますが、全てのい草に着色を施してはいません。
良い畳表は正しくお手入れしていれば、数年後に美しい飴色の光沢を帯びてきます。

でも、時が経てばその差がハッキリしてきます。

皆さんは緑色という固定観念に惑わされてはいませんか?

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