畳表作りの原点に戻る
私たち肥後物産は入荷してくる畳表は無着色のものを取り扱っています。それは「畳表本来の良さを引き出すには、畳表作りの原点から見直していくこと(つまりい草栽培からもう一度見直していこう)で品質の効果を再認識しました。その上で畳表の段階でも手を加えない製品が畳表における問題を解決することが分かった」からです。
刈り取った藺草(いぐさ)を泥染めにすると、太陽熱をたくさん吸収し、茎の中の温度が早く上がって、乾燥が早まります。
この乾燥によって、酸化酵素の働きが鈍くなり、葉緑素が分解されにくくなります。
すると酵素が働かないので、葉緑素が分解されてなくならず、目には緑色に見えるのです。
いぐさの天然色は、畳を買ってすぐの時は綺麗な緑色で、時間がたてばべっこう飴のような色に変わっていきます。その色は日本人の肌色に似たような色です。

人の肌に近い色とは、人間にとって落ち着く色とも言われています。
フローリングや絨毯(じゅうたん)と違い、一緒に暮らす人とともに変化していく畳に愛着をもつようになるのも、生理学的にも自然なことだと言えるのです。
そんな目にも心にもやさしい、着色をしない畳表作りを、私たち肥後物産はこれからも守り続けたいと考えています。

