2004年9月17日

肥後物産通信9月号 2004年のい草の品質

【産地状況】
9月中旬となり畳表製織の最盛期となりました。
市場出品も新草にほぼ切り替わりましたが、台風の影響等から、
出品枚数は昨年の約半分程となっていました。
心配された台風被害は大した事なく、これから通常の出品
枚数になると思われます。
現在製品の大半は遅刈り草(一番最後の刈り取り田圃の草)
が多いようで全般に粒が大きく、茶根(茶元)と言われる物が目
立ちます。着花については今のところ大して見られず、例年4月頃
から多くなる早刈りの草や下物の表に多いのではないでしょうか。
生産農家では草質が堅い事により、昨年と比べ製畳しやすいとの
声が聞かれますが、根元と草先(裏)が重なる縁際の目詰まりが
気になる所のようです。
千丁町ひのみどり会 加工講習会

【今年のイ草の品質】
各地区ごとの農協担当者に今年のイ草の品質状況を聞きました。
(以下は8/25日に新草の出始めに聞いた話しです。)

『竜北地区』
長さ:個人差が多い
堅さ:堅い
収量:去年より多い
ひのみどり:長さに個人差はあり、去年より粒が太い

『鏡地区』
長さ:他の地区より長い
堅さ:堅い(イ草が堅い為、茶根が多いと思う)
ヤケ:少ない
ひのみどり:短い
収量:去年より多い

『千丁地区』
長さ:個人差が有る
堅さ:堅い
ヤケ:少ない
ひのみどり:良い

『平和、金剛地区』
長さ:早刈り、中間刈りは長いが、遅刈りは短い
堅さ:堅い
収量:去年より多い
ヤケ:目立つ
ひのみどり:草は堅いが、長さは短い

以上の様に、今年のイ草の長さは個人差があり、全体的にイ草が
堅く茶根が多いようです。また、収量は去年より多いとの声が聞
かれました。

投稿者松永:2004年9月17日 11:28

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2004年9月16日

加工講習会(2004/8/18)

 

選別講習
kakou1.jpg
製織前のカシ(霧吹き)講習
kakou2.jpg
製織講習
kakou4.jpg
仕上げ講習
kakou3.jpg

投稿者higo:2004年9月16日 17:40

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