2010年6月15日

肥後物産通信6月号「生育状況」

【産地状況 6/15】
現在の生育状況1
現在の生育状況2

い草の収穫時期が近づきました。
現在のイ草の生育状況について、地域別の生産者に質問してみました。

Q1:現在のイ草の長さ(伸び)はいかがですか?
Q2:収穫量の予想は?
Q3:品質(草質)について
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地域:竜北町 Uさん 栽培面積:約170a(品種:ひのみどり)

A1:近くを見渡すと、早刈りの田圃については、現在平年より一握り短い感じがします。
     うちは平年並みといったところです。
  中間刈り(7月以降)の田圃は、今後の天候しだいではないでしょうか。
A2:早刈りについては例年より短く、収量減となるところが多いように思います。
  私の全体を考えますと、平年の若干の減収ではないかと思います。
A3:田圃により、ばらつきが見られます。
  4~5月頃の冷え込みにより根の生育がうまく行かず、伸びない田圃も見られるようです。
  その時期の気候、イ草に合わせ田圃管理されているところでは、今後の天候しだいで
    持ち直し、平年並みの収量と品質になるのではないでしょうか。
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地域:千丁町 Fさん 栽培面積:約160a(品種:夕凪120a、はるか40a)

A1:昨年よりは長い。
A2:今後の天候しだいだが、平年並みになるのでは。
A3:品種が「夕凪」なので着花はあるが、昨年ほど気にならない。
  毎年の事だけど、製織してみないとわからない。
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地域:鏡町 Iさん 栽培面積:200a(品種:夕凪45a、ひのみどり120a、はるか35a)

A1:全般に早刈り田圃は短いようだが、うちはそこそこといったところ。
A2:早刈りは本間草の収量は少ないだろう。
  全体の収量は昨年ほどは期待できないけど、平年作くらいにはなると思う。
A3:着花は気にならない程度(夕凪)。根白も少ないと思う。
  中間刈り以降は今後の天候しだい。

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まとめ
・早刈り田圃の長さは、例年に比べると一握りほど短いところが多いようです。
・収量は早刈りについては、短い事もあって平年より減収、中間刈り以降は
 今後の天候により左右されますが、「例年並みでは」との声が聞かれました。

投稿者森岡:2010年6月15日 18:10

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