2005年4月19日
肥後物産通信4月号 流通機能について
【産地状況】
農協市の畳表出品枚数は、1日平均1万2千枚となっており天候不順だった先月と比べ、
順調な生産となっています。しかしながら、例年にも増して厳しい消費地需要が伺え、
生産農家の思うような単価がつかず、生産意欲の低下が感じられます。
今後、生産農家では田んぼ仕事が多くなり、畳表生産はしだいに減退傾向となります。
市場出品では、まだ「ひのみどり」が半数以上占めているようです。
草質は早刈りの表に切り替わってきたようで、草先(裏毛)の柔らかい表が多くなり
ました。今年の早刈り草は、例年より草質は堅いのですが、先枯れ・着花が多いよ
うに思われます。
現在のイ草の生育状況ですが、桜の開花と同じく例年より10日程の遅れもあるようで
す。(3月までの日照不足が原因で根の成長が例年より遅い)
先月までは生育の早い田んぼが目についたのですが、ここにきて田んぼによって生育
に大きな差があるようです。
風景写真(4/13撮影)
【流通経路】
通信2月号でご紹介しました様に、県農政部、農協などが主体となり、生産から流通
にわたる体制を強化し、国際競争力のあるイ草産地の再構築を図る必要があるため、
国の助成の下で平成16年度を目標にした構造改革が計画されました。その中で「多様
な販売方法」項目の中の一つで、生産団体による直販事業があったと思い
ます。しかし、一部を除いて実態としては産地問屋と同じ流通経路が主体となってい
るようです。
なぜ流通は構造的にそうなってしまうのでしょうか?
なぜ生産者が直接販売する事が主流とならないのか?
流通機能とは何なのか?
この点について、私たちが考えるこれまでの機能をまとめてみました。
流通機能について、これまではおよそこのような原理で、卸機能があった方に流れが
いくのではないかと思います。
ただ、生産者やユーザーが減ってくれば、当然流通機能も縮小してくると思います。
産地では市場機能が縮小し、相対取引が増えており、昭和30年代の熊本では市場が
なかった頃に近づいています。
ただ流通機能は効率化の面では有効ですが、偽装問題はじめ、間が見えない事による
弊害もあると思います。
最後に変化する環境にどのような対応が流通業者に求められるのか?
皆様のご意見お待ちしています。
次回以降でこの件をとりあげたいと思います。
投稿者松永:2005年4月19日 10:30
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