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2008年1月13日
現在使用されている主な染土
- 備後染土
近年、熊本でもこの染土が増えてきました。
産地は広島県の西南部に限られ、花崗岩、花崗斑岩、古生層に由来します。色調は淡黄褐色であり、粒径組成はれきや粗砂など大きい粒子の割合が高く、粘土含 量は約8~35%、10%の報告があります。pHは酸性を示し、Fe2+とFe3+の比率は10~14対86~90とFe2+が少なく、鉱物組成はカオリ ナイト系であったと言われています。
ひのみどり染土(写真) |
- 淡路産染土
昭和50年頃に熊本はこの染土に統一しましたが、近年の使用率は減ってきました。
色調は、淡配色であり、明石染土に比べてやや青みに優るものが多く、洪積層に由来します。粘土含量は、10%内外、約24%の報告があり、粘土の分散率は 約60~80%であり、その他の性質は新明石染土と類似しているといわれます。現在は原土を天日または機械乾燥後、機械粉砕して粒子を小さくして販売して おり、粒径組成はかなり異なっているといわれます。
組合染土(写真) |
スーパー和泉染土(写真) |
投稿者higo:2008年1月13日 18:41
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