2008年1月19日

経糸(たていと)紹介

麻引


麻糸が太い分厚みがある
溝が明確
耐久性は普通
中級品に使用

asahiki.jpg

糸引


糸が細い分厚みがない
溝が浅い
耐久性は弱
下級品に使用

itohiki.jpg

綿W


麻と綿を組み合わせたもの
糸の量は2倍
厚い分クッション性に優れる
耐久性は強い
上級品に使用

daburuhiki.jpg

特殊表

目積


溝が普通表の半分
一目に一本経糸が入る
ダブルもあり

mesekihiki.jpg

 上の写真の中心に色の付いた経糸があります。これは、優良経糸使用と県産品である証明としての熊本県県証糸です。



色々な組み合わせをした経糸

 【基本になる糸】

 畳表の経糸は『マニラ』『麻』『化繊』『ラミコン』『綿』の5種類がほとんど使われて います。経糸は大きく分けて、麻系とマニラ系、綿系 に大きく分けられます。麻系は糸が太い分一つ一つの山に厚みがあり、弾力性に優れ、感触がよく強靱な表に仕上がります。マニラ系は自然の麻であまり手に入 りません。特に高級表に使用されます。綿系は糸が細い分、厚みがなく耐久性には優れないが、一般的には手軽な畳表に仕上がります。

  経糸の本数は本件間(一種)で136本、五八間(三種)で128本使われ、高級表に場合には2倍の数の経糸が入っている場合もあります。

本マニラ綿W


マニラ麻+化繊+中綿
畳表のコシが強い(にぎりが堅い)
厚みがある
溝が深い(明確)
耐久性は特に強
最高級品に使用
肥後物産等級=特

honmanira.jpg

麻W

   

麻+麻

畳表のコシが強い

厚みがある

溝が深い(明確)

耐久性は特に強

最高級品に使用

肥後物産等級=特

   
asadaburu.jpg

ダブル1

 

麻+化繊+中綿

溝は明確

耐久性は強

中級品~高級品まで幅 が広い

肥後物産等級=桜~久、特

daburu1.jpg

ダブル2

 

麻+ラミコン麻+中綿

溝は明確

耐久性は強

中級品~高級品まで幅

が広い

肥後物産等級=桜~久、特

daburu2.jpg

マニラ

 

マニラ麻+化繊
溝は普通
耐久性は普通
中級品に使用
肥後物産等級=桜~比

manira.jpg

綿々

中綿+中綿
溝は浅~普通
耐久性は普通
中級品に使用
肥後物産等級=桜~登

menmen.jpg

太綿

太綿
溝は浅~普通
耐久性は普通
下~中級品に使用
肥後物産等級=桜~

hutomen.jpg

投稿者higo:2008年1月19日 18:30

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