2004年5月18日

イ草にもエコファーマーの認定基準ができました

1 エコファ-マ-とはどのような人ですか? 
  「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」に基づき、
  持続性の高い農業生産方式を導入するための「導入計画」について、
  県知事が認定した農業者(個人または法人)がエコファ-マ-です。

2 導入計画とはどのようなもですか?
  「県の導入指針」に基づいて導入する生産方式の内容、農業生産の現
  状と目標等、それぞれエコファ-マ-として取り組む内容をまとめた
  計画です。

3 どのような技術(生産方式)が必要ですか?
  「県の導入指針」に基づき、堆肥等による土づくりと化学肥料・化学
  農薬の低減を図るため、次の技術(持続性の高い農業生産方式)の導
  入が必要です。

 

○土づくり
 【いぐさにおける県の導入指針】

    内     容
   使用の目安
   備考     
1.土壌診断に基づく堆肥の施用
2.緑肥作物のすき込み
1.堆肥1t/10a以上 
2.緑肥全量すき込み
1.2は選択項目です

 ※堆肥の種類について、特別な指定はありませんが、土壌診断のうえで、
  バランスのとた資材を施用する必要があります。
 ※ソルゴ-、グリ-ンミレット等前作の緑肥作付けが必要になります。

○施肥
【いぐさにおける県の導入指針】

      内      容   使用の目安
  備考
1.緩効性肥料による施肥量・回数の低減
2.有機質肥料の施用
化学肥料由来窒素成分
40kg/10a以下
1.2は選択項目です。

 ※有機質肥料は、普通肥料で魚肥類、骨粉類、油かす類等の動植物質
  100%の肥料のみでなく、有化成肥料(有機率が30%以上のも
  の)も対象となります。
    (例)苦土有機入化成so28(窒素成分 2kg;有機率 40%)
       → 化学肥料由来窒素成分は1.2kg(2×60%)となります。

○防除
【いぐさにおける県の導入指針】

      内       容   使用の目安
備考
深水管理によるイグサシンムシガの耕種的防除 殺虫剤  1回削減  

 ※地域や栽培方法によるバラツキはありますが、慣行の防除回数を基準
  に削減目標を設定する必要があります
 (耕種基準では、越冬世代3回、第一世代2回の計5回なので、4回以下が目安)

4 エコファ-マ-の認定を受けるにはどうすればよいか?  
  作成した導入計画を添付した認定申請書をお住まいの市町村を経由して
  地域振興局に提出してください。                              

5 エコファ-マ-になるとどのようなメリットがありますか?
  (1)自走式マニュアスプレッダ-等の機械を購入又はリ-スした場合、
     税制の特例措置が受けられます。
  (2)農業改良資金(環境保全型農業導入資金)の貸付けに関し、据え置
    き期間の延長等特例措置が受けられます。

6 エコファ-マ-に認定された後は何が必要ですか?
  (1)導入計画に基づき、目標年に向けて取り組みを行うことが必要です。
  (2)(1)の実施状況や適正な肥料・農薬の使用に努めていることを確
     認するため、毎年、確認報告書の提出が義務づけられています。

   


エコファーマー認定を受けられた
鏡地区、愛鏡会の方々です。
エコファーマー認定を受けられた
竜北地区の上本さんです。
eko.jpg
uemoto.jpg

投稿者higo:2004年5月18日 18:20

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