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2013年1月15日
肥後物産通信1月号 「2013年 新春熊本産地状況報告」
新年明けましておめでとうございます。現在の熊本の産地状況をまとめましたので今後の仕入れにお役立て頂ければと思います。
■生産状況
農家では今月10日頃より生産が再開されています。これまで生産の中心は上級品となっていましたが、年明け以降は上級品から下級品までバランスよく生産込みです。
(い草の生育状況 1月15日撮影)
■作付面積
高齢化による自然減や一部の農家では原草の持ち越しによる減反が若干あると思われます。
参考までに前年の作付面積;839.7ha 農家戸数;620戸でした。(い業大会資料より)
(今年度の作付面積は2月に正式な発表があるかと思いますが、聞き取り調査によれば0.2%減の823ha、農家戸数は606戸前後の予測となっています)
■原草の消化率と流通在庫
原草の消化は農家により個人差はありますが、例年の55%より1割程度少ないと思われます。
原因としては、露地野菜など他の作物との平行栽培をする農家が増えた事や、2年続きの不作から一部の農家では昨年に、作付面積を1割程度増反した事が考えられます。流通在庫においては販売状況が悪い事と先安感もあり、手持ち状況は少ないと思われます。
■新品種の構成
23年度実績はひのみどり58.7%、夕凪15.6%(前年比0.8%減)、ひのはるか14.8%(前年比1.1%増)、在来種10.8%でした。
■品質
前年度産よりは根白や花付き等がなく品質は全体的に良好です。
4月には低温や一部で薬害等の心配等もありましたが、5月の晴天により新芽の芽吹きが良くなり、6月の十分な雨で回復致しました。
■QRタグ
現在の普及率は生産農家620戸のうち約500戸が登録され、約8割の普及となっています。
流通している商品の約8割はQRタグが入った商品という計算になりますが、10枚に対し2箇所に入れるところが多く、QRタグの年間使用枚数は約100万枚のようです。
参考まで、ORタグを付けられる条件として、
1、熊本県証糸が使用されていること。
2、天然染土100%で、着色剤が使用されていないこと。
3、熊本県内において栽培されたいぐさのみを対象とします。
(生産地の表記は製織された県内の市町とします。県外・外国産いぐさを県内にて製織しても生産地の表記はできません)
となっています。
■ご案内
営業日のご案内を下記に組込みました。
ホームページ
http://www.higobussan.co.jp/
--
熊本県八代市千丁町新牟田179
肥後物産株式会社
投稿者森岡:2013年1月15日 17:48
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