2013年11月 9日

肥後物産通信11月号「産地研修報告(第7〜9回)」

 10月20日(日)の品評会見学に合わせて19日(土)に岐阜県畳組合の13名の方、21日(月)は関東の畳店様9名、25〜26日(土)は奈良県畳組合の方6名が参加されました。
 品質の見分け方を中心とした研修内容で、翌日はそれぞれいつも自分たちが仕入れている生産農家へ訪問し、意見交換や圃場見学、また実際に畳表を織って仕上げる体験などを行いました。
皆様からは「役にたった」との声を頂くことが出来ました。施主様との商品ご提案では、これらの産地研修で習得された知識や体験を生かされて、少しでも国産の良い品を使ってもらうことにつながればと思います。

◎研修実施日:
 ・10月19日(土) 13名
 ・10月21日(月) 9名
 ・10月25~26日 (土)6名
◎目的:「施主様へ数年後の退色を見通した各ランクの商品提案力を高める」
◎目的の達成度(80~100% 参加者アンケートより)
◎研修内容 http://www.higobussan.co.jp/blog/2013/04/4-9.html
◎コメント
・恥ずかしながら、今まで間違った説明に自信を持っていました。い草についての認識を深めると畳表を見る基準も変わってきます。基本的なところを分からず商いをしていたと反省しました。今回の事を自分の中で整理して、お客様に分かりやすく説明できるよう考えていきたいと思います。(岐阜県 O商店)
gifu20131020.jpgのサムネール画像
・初めての産地研修という事で、より詳しく良質な畳表の見分け方(芽の出方、根の粒揃い、い草の耐久性、選別の仕方)を深く理解する事ができ、産地農家の方々のお話しも直接聞く事ができました。今回の研修目的でもあった、お客様により良い畳表を提案できる様な知識を身に付ける事ができ、本当に内容の濃い研修になりました。(奈良県 F畳店)
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・全国の畳店の皆様は一度産地へ行って研修すべきと思います。特に深刻なのは、農家さんの跡継ぎ問題や機械の問題。これは一度、畳に携わる人すべてで考えなければいけない状態にまでなっていると思います。このままでは10年後に熊本県産畳表(国産畳表)は入手困難な状態になると思います。(奈良県 M畳店)
ooya20131021.jpgのサムネール画像
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以上のコメントを頂きありがとうございました。
(注:コメントの畳店様の正式名称はそれぞれ違いますが、ここでは「・・畳店」と表示させて頂きました。)

投稿者松永:2013年11月 9日 09:15

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