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2013年12月 7日
肥後物産通信12月号「2月熊本産地研修のご案内」
い草の植付け作業も終盤となり、一部の農家では製織が再開され始めました。
さて、今年の夏に行いました産地研修が大変好評で、施主様との見本提案時に「役に立った」との声を多く頂くことが出来ました。中には弊社見本帳の上から2番目のひのさくらクラスがよく出るようになった方もおられ、お役に立てた事をうれしく思っているところです。
そこで多くの畳店様にも、より品質の良いものを扱って頂こうと2日間の産地研修を企画しました。今回は日数も短く気軽に参加しやすい企画となっています。研修2日目は2件の生産者を訪問予定ですが、そのうちの1件は参加者の皆様から希望があった中から選ばせて頂き、訪問してみたいと思います。よく使う生産者の製品であれば、直接話しをすることにより、自信をもった施主様へのご提案につながるのではないかと思います。是非この機会にご参加されますようご案内申し上げます。
日程:2月を予定しています。
募集人数:20人
申込日:平成26年1月20日まで
費用: 6千円(懇親会費、産地移動費他)
※産地までの交通費、宿泊費、食事代他は実費となります
お問い合わせ先:詳しいスケジュールや各種お問い合わせは、お近くの畳材料商様、または弊社(0965-46-1131)まで。
◎目的:トップクラス生産者の製織作業や圃場を見学する事で品質の説明により幅を広げ、お客様への価値提案力を高める
◎内容:1、品質勉強会
2、い業研究所、生産者の製織作業、圃場見学
◎研修場所:熊本県八代市、氷川町い草農家、い業研究所 肥後物産(株)他
◎品質勉強会について
▽狙い
時間経過と共に、使用した畳表の退色や耐久性がおよそどのようになっていくのか、
施主様との商談時に生かせるようにします。例えば「8000円と10000円の表替え価格の場合、2000円の違いで数年後にこれだけ綺麗に退色します。耐久性もこれだけ違います」と敷き込み前の品質の見分け方について自信をもって説明出来る事につなげます。
人から聞いた話よりは、産地へ足を運び、農家や研究所から直接聞くことが自信につながると思います。そして、疑問に思う事を、い業研究所や農家にて質問してみては如何でしょうか。
▽弊社において
い業研究所に行く前の予習として下記についての勉強会
・綺麗な退色を左右する、新芽古芽について
・織りの綺麗さを左右する粒揃いについて(新芽と古芽、選別の間隔)
・白根と茶根など、根の色や太さの違いによる品質の違い
・耐久性を左右する裏毛の見分け方について
・同じ長さの草で根の長さが長いものと短いものによる品質の違い
・寝かせた表と織りたての表のそれぞれの長所と欠点、事例について
他
▽い業研究所において
・新芽だけで織った畳表、古芽だけで織った畳表サンプルを見て、退色の違いを観察します。
・1年寝かせて織った畳表、その年に織った畳表へ部分的に水分を与え,変退色の程度を見ます。そして寝かせる事と品質の関係について観察します。
▽生産農家において
・品質の良いい草をつくるためのポイントなど、直接農家に聞いてみてください。
(皆様がいつも仕入れておられる農家など、行かれたい農家にあたってみます。特に指定がなければ、トップクラスを生産する農家にご案内予定です)
・生育中のい草を観察
投稿者森岡:2013年12月 7日 17:56
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