2011年2月17日

肥後物産通信2月号 「現在の産地状況報告」

 

「頂ました質問より」
Q:一般の張替えは少ない時期なのに、現在、国産畳表の相場が高いと聞きますがどうして
   でしょうか?

A:いくつかの要因があると思います。
 ・産地では、12月に在庫を切らし注文に応じきれなかった。
 ・このため今年の6~8月の端境期には、再度在庫を切らせてしまうのではないか?という
   不安要因があり、生産が多い2~3月に確保しようという雰囲気がある。
  ・生産者より、早めに草が消化されている声が多く聞かれる。
  ・毎年のように生産者が1割前後減って、全体の生産枚数が毎年1割ほどずつ減っている。
   これらの要因により、2月は実需は少ないにも関わらず、高値で推移しているものと思われ
   ます。

・い草農家戸数の推移

 noukakosuu.jpeg

noukakosuudata.jpeg



・出品枚数の推移

maisuu.jpeg

 

・平均単価の推移

heikintanka.jpeg   

<コメント>
・農協市場平均単価では昨年11月から12月に70円上昇し、過去にない相場展開となった。
・農家戸数は平成元年と100%とすると、平成22年度で12.4%、平成23年度で11%となっている。

参考までにデータをまとめました。今後の仕入れの検討材料にして頂ければと思います。



投稿者higo:2011年2月17日 16:29

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.higobussan.co.jp/mt/mt-tb.cgi/409

コメントする